LRC Advanced Course Syllabus

ゼミナール

科目名 Advanced Seminar 1 Life Design ゼミ~ジェロントロジーのある人生展望をデザインする~
講師名 長田 久雄(桜美林大学名誉教授・桜美林大学顧問)、萩原 眞由美(桜美林大学老年学総合研究所連携研究員)
年度 2026年
学期 通年
曜日 金曜日
時間 14時50分~16時20分
日程 春学期:4/24,5/15,6/5,6/19,(補講日:6/26)
夏学期:7/17,8/21,9/4,(補講日:9/18)
秋学期:10/9,10/30,11/20,12/4,(補講日:12/11)
冬学期:1/15,2/5,2/19,(補講日:3/5)

講義概要

ジェロントロジー(老年学)は、シニアの存在価値とその歳まで重ねてきた経験の知恵や力に着目し、それが社会全体に役立つことを解明してきた学問です。65歳以上人口が国民の約1/3をしめる高齢社会において、ジェロントロジーが必要とされ、求められている理由がここにあります。まさにシニアの力なくしては、社会全体が苦しくなることがようやく見えてきた、今の時代の要求ともいえるでしょう。
ただし、シニアになれば全員にそのような知恵や力が備わるわけではありません。だからこそジェロントロジーは、いくつになっても生産的かつ活動的に生きる資質の備わる人生の過ごし方について、身体の加齢変化から人間関係の営み方まで、多くの研究を重ねてきました。その研究成果をゲスト講師も交えながら参加者と共有し、ジェロントロジーを活かして各人のこれからの人生展望デザインを考えるサポートをします。本ゼミは、幅広いジェロントロジーの専門家が揃う「日本応用老年学会」が提供し、担当講師だけでなく、必要に応じてゲスト講師を招いて1年を進める予定です。
また、本ゼミの対象はシニア世代には限りません。親や年長世代とどう関われば、双方が、ひいては社会全体が温かく、幸せになれるのかも含み、人生を展望します。ぼんやりと描いてきたご自分の人生の、これからへの思いをもう少し明確に見える化する1年にしてみませんか。
ゼミ紹介動画

受講を通して得られるもの

①老いに対する見方が変わる。
②高齢社会をポジティブにするヒントが見つかる。
③高齢社会の中で、自分ができることをつかむ手がかりになる。
④自分にとってのこれからの人生の課題が見えてくる。
⑤今後のライフデザインを描く契機になる。

受講の際の注意事項

受講前に必要となる知識・準備 不要
グループワーク あり
課題 あり(授業中に指示する)

講師紹介

長田 久雄の画像
長田 久雄
桜美林大学名誉教授・桜美林大学顧問

同志社大学文学部文化学科教育学専攻卒業、早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻修了(文学修士)。博士(医学)山形大学。
東京都老人総合研究所(現、東京都健康長寿医療センター研究所)、 東京都立保健科学大学(現、都立大学健康福祉学部) 勤務を経て、2002年より桜美林大学大学院教授(老年学)、2018年4月より2021年3月まで桜美林大学副学長、2022年4月より2024年3月まで特任教授(老年学)。2024年4月より桜美林大学名誉教授、顧問。専門は老年心理学と老年学を応用した高齢者ケア全般(とくに介護ケア、及び、認知症ケア)。

萩原 眞由美
桜美林大学老年学総合研究所連携研究員

早稲田大学政治経済学部経済学科卒料、健康・医療系の編集者を長く務め、60歳過ぎて桜美林大学大学院老年学研究科(修士)、女子栄養大学(現・日本栄養大学)大学院保健学専攻(博士:保健学)、専門は老年学と死生学