LRCⅡカリキュラム
LRCⅡとは
※原稿をご提供ください
2025年度LRCⅡカリキュラムについて
カリキュラム概要
人生100年時代において、仕事や子育てがひと段落した人生の後半を充実したものにするためには、生きがいとなるライフワークを見つけることが重要になります。Life Redesign Collegeでは、自分らしいこれからの生き方を再設計することを目的としたカリキュラム構成となっています。
また、春学期、夏学期、秋学期、冬学期の4学期制を採用し、学びのサイクルを短くすることで、1年間という限られた期間において、効率的に多くの科目を受講できるようにしています。
① Life Redesign科目群
導入として今までの人生の振り返りや知識・経験の棚卸しを行ったうえで、これからの生き方をデザインするための土台となる知識や思考法を学びます。主に春学期と夏学期を中心に科目を受講します。Life Redesign科目群からは3つの科目を受講します。1科目は必修で全員一緒に受講し、2科目は4科目の中から各自の関心に合わせて選択して受講します。
② 専門科目群
専門科目群には、社会課題、社会貢献を軸に今後の人生におけるいきがいや居場所を求めたいと考える方のために「Social Issues(社会課題)」を、一方で社会課題/社会貢献に主眼をおかない方々も、自身の関心のある分野を探求することができるよう「Liberal Arts(教養)」と、これまでの人生で蓄積したスキルや知識および経験を活かし、自己表現・伝承していくための「Communication(表現・伝承)」の3つの領域を設定しています。各領域に必修科目(選択必修を含む)を設置しています。必修科目(選択必修を含む)以外は、各自の関心に合う領域の中から自由に科目を受講できます。また3つの領域を横断的に学ぶことも可能です。
3つの領域の概要
Social Issues (社会課題) | 日本や海外で起こっている社会課題の現状や、ボランティア、NPO/NGO、社会起業(ソーシャルビジネス)などの社会課題解決手法を学ぶことで、社会活動・社会貢献に取り組む際のベースとなる知識を身に付けます。また、実際の企業/自治体/個人の事例等のケーススタディ、仮想体験、実践者との対話等により、具体的な社会課題、課題解決方法について実践的に学びます。 |
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Liberal Arts (教養) | Social IssuesやCommunicationを学修する過程で必要と感じる知識を補いたい、既存の見識をさらに深めたい、今まで学ぶ機会のなかった新たな学問へ挑戦したいなど、自身のニーズに合わせて幅広い教養講座の中から受講します。
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Communication (表現・伝承) | 今まで培った自身のスキルや知識を活かして今後も社会で活躍していくために、ライティングやプレゼンテーション手法の学修を通して表現力をブラッシュアップしていきます。また、コミュニケーションツールとなる現代メディアの特徴や使い方を学び、効果的な発信方法を学びます。 |
③ ゼミナール
秋学期と冬学期にはゼミナールに所属します。専門科目の3つの領域「Social Issues(社会課題)」、「Liberal Arts(教養)」、「Communication(表現・伝承)」からひとつの領域を選択し、各自の関心を深化させると同時に、修了後にどのようなことに取り組んでいきたいのか(社会課題解決の活動、自身の見識をメディアで発信、大学院進学等)、自身の今後のライフデザインと関連付けてまとめます。ゼミナールは土曜日の3時限に開講します。
④ クラスワーク
LRCの重要なコンセプトのひとつであるコミュニティ形成の促進を目的とした制度です。退職後など一定の年齢に達すると、新たなコミュニティに参加することはハードルが高いと言われています。クラスワークでは少しでも受講生同士の交流が円滑に進むよう、本学の名誉教授など大学での教員歴が豊富な講師が担任となり、1年間を通して同じ仲間とともに伝統的な哲学や思想をベースに議論し考えることで、受講生同士のコミュニティ化を図ります。各学期4回、土曜日の2時限目に開講します。原則全員参加ですが、修了要件には含みません。
クラスワーク担当講師
クラスワーク担当講師
- 早稲田大学名誉教授 古賀 勝次郎
- 早稲田大学名誉教授 佐藤正志
- 早稲田大学名誉教授 土田健次郎
- 早稲田大学名誉教授 川口浩
プロフィール
- 古賀 勝次郎
- 早稲田大学名誉教授
早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。早稲田大学社会科学総合学術院教授を経て、現在は名誉教授。理論経済学、西洋社会思想、比較社会思想史専攻。経済社会学会会員。大学院社会学研究科副研究科長、研究科長などを歴任。経済学博士(早稲田大学)。2014年にアジア・太平洋特別賞受賞。主な著書に「東西思想の比較」(成文堂)、「ハイエクと新自由主義」(行人社)、「ヒューム体系の哲学的基礎」(同)、「近代日本の社会科学者たち」(同)、「鑑の近代-『法の支配』をめぐる日本と中国」(春秋社)など。主な翻訳書として、グレイ「ハイエクの自由論」(共訳、行人社)、ハイエク「自由の条件」(共訳、春秋社)などがある。
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プロフィール
- 佐藤正志
- 早稲田大学名誉教授
早稲田大学教授を定年退職。早稲田大学大学院政治学研究科長、同政治経済学術院長・政治経済学部長、早稲田大学理事を歴任。『ホッブズ、リヴァイアサン』(共著、有斐閣、1978年)、『政治学講義』(共編著、早稲田大学出版部、1989年)、『政治思想のパラダイムー政治概念の持続と変容』(新評論、1996年)、『政治概念のコンテクストー近代イギリス政治思想史研究』(共編著、早稲田大学出版部、1999年)、『啓蒙と政治』(編著、早稲田大学出版部、2009年)、『現代政治理論』(共編著、おうふう、2009年)、『多元主義と多文化主義の間ー現代イギリス政治思想史研究』(共編著、早稲田大学出版部、2013年) 。
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プロフィール
- 土田健次郎
- 早稲田大学名誉教授
早稲田大学教授(文学学術院)を経て、現在は名誉教授。
早稲田大学文学学術院長、副総長(常任理事)、大隈記念早稲田佐賀学園理事長、日本中国学会理事長、日本儒教学会会長、中国社会文化学会会長を歴任。
日本中国学会賞、東方学会賞受賞。 主著:『道学の形成』(創文社)、『儒教入門』(東京大学出版会)、『江戸の朱子学』(筑摩選書)、『朱熹の思想体系』(汲古書院)、『論語』訳注(ちくま学芸文庫)、『論語集注』訳注4巻(平凡社東洋文庫)、『聖教要録・配所残筆』訳注(講談社学術文庫)、『「日常」の回復―江戸儒学の「仁」の思想に学ぶ』(早稲田大学出版部)、『論語二十四講』(明徳出版社)等
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プロフィール
- 川口浩
- 早稲田大学名誉教授
1951年生まれ。早稲田大学政治経済学部で日本経済思想史・日本経済史を担当。早稲田大学野球部長、早稲田中学校・高等学校校長、社会経済史学会常任理事などを務めた。主な著作は『江戸時代の経済思想―「経済主体」の生成―』(単著、勁草書房、1992)、『日本の経済思想世界―「十九世紀」の企業者・政策者・知識人―』(編著、日本経済評論社、2004)、『日本経済思想史 江戸から昭和』(共著、勁草書房、2015)、A history of economic thought in Japan : 1600-1945 (joint authorship, London: Bloomsbury, 2022)など。
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修了要件
1年間で12科目以上の科目を修了することが要件となります。
- 各科目、原則7回授業が実施されます。それぞれの科目を修了するためには、各科目2/3(5回)以上の出席と、科目によっては課題の提出が必要となります。
- クラスワークは修了要件には含みません。
科目群 | 必修/選択 | 科目数 | 備考 |
---|---|---|---|
Life Redesign科目群 | 必修 | 1科目 |
集中講義型科目。以下4回とも出席が必要。 1回目:4月13日(土)午前or午後 2回目:6月29日(土)午前or午後 3回目:9月21日(土)午前or 午後 4回目:12月21日(土)午前or 午後 |
選択必修 | 2科目 | 指定の4科目から2科目選択、登録上限は3科目 | |
専門科目群 ‐3つの領域‐ ①Social Issues ②Liberal Arts ③Communication |
必修 | 3科目 | |
選択必修 | 1科目以上 | Social Issues領域の指定の4科目から1科目以上選択、登録上限は3科目 | |
選択 | 3科目以上 | 3領域の科目から選択 | |
ゼミナール | 必修 | 2科目 |
秋学期1科目、冬学期1科目の計2科目 原則同一講師によるゼミナールを受講 最終成果物の作成 |
合計 | 12科目以上 |
2025年度LRCⅡ科目一覧
科目一覧およびシラバスは適宜更新されます。
※の科目のシラバスは2024年度のものであり、2025年度のものは現在調整中です。
最新のタイムテーブルについては、次の「タイムテーブル&カレンダー」を参照してください。
科目群/領域 | 必修/選択 | 科目名 | 講師名 | Life Redesign科目群 |
---|---|---|---|
必修 | ※人生100年時代のためのLife Redesignを考える ~これからの人生に向けて~ | 株式会社インソース シニア講師 蛯原 恵子 | |
選択必修 | ※ジェロントロジーを学ぶ ~幸齢人生の基礎知識~ | 一般社団法人 日本応用老年学会 安藤 孝敏(講師代表)ほか | |
選択必修 | ※クリエイティブシンキング~未来社会の創造的考察~ | 横田 幸信 (i.school ディレクター、i.lab代表取締役) | |
選択必修 | ※異文化コミュニケーション | 早稲田大学教授 花光里香 | |
選択必修 | ※アンガーマネジメント~自分も相手もOKになる解決方法を学ぶ~ | 早稲田大学教授 本田恵子、ほか | 専門科目群/Social Issues (社会課題)領域 |
必修 | ※サスティナブル・ディベロップメント | 早稲田大学社会科学総合学術院教授 黒川哲志 | |
選択必修 | ※持続可能な社会とNPO/NGOの役割 | 若林 秀樹 (国際協力NGOセンター理事/THINK Lobby 所長) | |
選択必修 | ※SDGsとソーシャルビジネス | 法政大学現代福祉学部・同大学院人間社会研究科教授 土肥 将敦 | |
選択必修 | ※社会貢献概論~あなたの知識と体験を生かすために~ | 早稲田大学講師 兵藤智佳 | |
選択必修 | ※日本の課題を読み抜く ~個人はどう向き合うか~ | 小原 雅博(東京大学名誉教授)ほか モデレーター/川上 達史(テンミニッツTV編集長) | |
選択 | ※あなたの体験を社会貢献に生かす方法論 | 早稲田大学准教授 岩井雪乃 | |
選択 | ※食料・農業・農村問題入門 ~再生の道を考える~ | 早稲田大学教授 柏雅之 | |
選択 | ※来るべき災害にどう備えるか | 中央大学研究開発機構・機構教授、早稲田大学・横浜国立大学名誉教授 柴山知也 | |
選択 | ※課題解決に向けた事業創造プラクティス ~~リアルな社会課題、地域課題に向き合う~ | 伊藤 淳司(NPO法人ETIC.ローカルイノベーション事業部 事業部長) | |
選択 | ※ケーススタディ(NPO・NGO)~NPO・NGOの理解と実務~ | 上田 英司(日本NPOセンター 事務局次長) | |
選択 | ※SDGsと教育 | 早稲田大学教授 黒田一雄 | |
選択 | ※ジェンダー平等を考える | 早稲田大学教授 村田晶子、ほか | |
選択 | ※地方創成・地域活性化の理論と実践論 | マニフェスト研究所事務局長/早稲田大学政治経済学術院非常勤講師 中村健 | 専門科目群/Liberal Arts (教養)領域 |
必修 | ※アカデミックリテラシー ~学びを深めるための方法と研究を行うための基礎~ | 早稲田大学教授 守口剛、ほか | 専門科目群/Communication (コミュニケーション)領域 |
必修 | ※「ポスト真実」の時代を主体的に生きるために | 早稲田大学教授 高橋恭子 | |
選択 | ※国際的性格検査MBTI®を活用した自己分析 | アースシップ・コンサルティング 代表 松山淳 | |
選択 | ※伝えるための言葉の技術 | 株式会社電通 zero エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター/コピーライター 磯島拓矢 株式会社電通 クリエイティブ・ディレクター/コピーライター 橋口幸生 株式会社電通 コピーライター 阿部広太郎 | |
選択 | ※シニアマーケティング・若者学 | 超高齢未来観測所 所長 斉藤 徹 (シニアマーケティング担当) 電通若者研究部「ワカモン」 工藤永人/持田小百合/山本朝子/結城拓也 (若者学担当) | |
選択 | ※伝わるためのwebライティング手法 ~アウトプット技術の整理~ | 「プレミアムジャパン」コントリビューティングエディター・元「婦人画報」編集長代理 櫻井正朗 | |
選択 | ※自己表現のための現代メディア | 株式会社CARTA MARKETING FIRM 平賀大地 | |
選択 | ※表現手法 (ライティング) | 株式会社電通 クリエイティブディレクター・コピーライター 薄景子 | |
選択 | ※表現手法(プレゼンテーション) | 株式会社電通 クリエーティブディレクター/コミュニケーションプランナー 中川賢太 | ゼミナール ※いずれか1つのゼミを選択 |
必修 | ※Social Issueゼミ1 | 早稲田大学名誉教授 吉田徳久 | |
必修 | ※Social Issueゼミ2 | 早稲田大学名誉教授 和田修一 | |
必修 | ※Liberal Artsゼミ1 | 早稲田大学名誉教授 橋本周司 | |
必修 | ※Liberal Artsゼミ2 | 早稲田大学教授 守口剛 | |
必修 | ※Liberal Artsゼミ3 | 早稲田大学名誉教授 白木三秀 | |
必修 | ※Communicationゼミ | 株式会社電通 クリエイティブディレクター/コピーライター 塚田 由佳 |
- Life Redesign 科目群の選択必修科目は、4科目からいずれか2科目の受講が必要です。
- Social Issues(社会課題)の選択必修科目は4科目からいずれか1つ以上の受講が必要です。
- ゼミナールはいずれか1つの受講が必要です。秋学期と冬学期は同じゼミナールに所属します。
- 科目名と担当講師は今後変更の可能性があります。
LRCⅡタイムテーブル&カレンダー
2025年度の各科目のタイムスケジュールとカレンダーは以下のPDFファイルにて確認してください。
ただし、以下のファイルは掲載日現在の情報であり、更新の可能性があります。
LRCⅡ受講方法について
LRCの授業は対面を前提に、原則として教室で実施します。ただし、社会情勢や講座の内容および講師やヒアリング先の都合等により、ZOOMを活用したオンライン形式やオンデマンド形式で実施する場合があります。実施方法の詳細は、各科目のシラバスページにて確認してください。
受講に際して本学のLearning Management SystemであるWMoREを活用して授業を運営します。WMoREの活用方法としては、授業で必要となる資料の事前ダウンロード、課題の提出、講師と受講生のコミュニケーション、科目に関するアンケート等を想定しています。また、WMoREではご自身が受講された科目や受講中の科目について確認することもできます。WMoREの詳細は、新入生オリエンテーションで説明します。