専門科目群/Social Issues(社会課題)領域
科目名 | あなたの体験を社会貢献に生かす方法論~アクションプランニング~ |
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講師名 | 早稲田大学准教授 兵藤智佳 |
学期 | 夏学期 |
曜日 | 木曜日 |
時間 | 14時45分~16時15分 |
日程 | 7月7日、7月14日、7月28日、8月4日、8月25日、9月1日、9月15日 ※9月8日は休講となります。 |
講義概要
社会貢献に生かしたいあなたの「体験」は、これまでの仕事を通じて得てきた専門性だけではありません。家族との生活や友人関係、そして、例えばPTA活動といった地域社会の中にもたくさんのあなたの体験があります。そこで、本講義では、まず「体験の言語化」(早稲田大学平山郁夫ボランティアセンター2016年)と呼ばれる方法を用いて、自分の個人的な体験を語り、そこから社会課題を探す方法を学びます。社会貢献のためには、社会課題を見つける必要があるからです。
「個人的なことは社会的なこと」であり、これまでの体験から社会の多様な課題をみつけることができるはずです。そして、講義では、見つかった課題の中から、自分にとって重要な課題を焦点化していきます。講義の後半では、その課題に対して自分ができるアクションについてアイディアを提案し、グループでの議論を通じて、「実現可能なアクション」としていきます。授業は毎回、参加型、対話型で行われ、議論や発表を通じて、自らの考えやアイディアを深めていきます。
※秋学期の「あなたの体験を社会貢献に生かす方法論~実践編~」の受講を希望する場合は、本科目の受講が前提となりますのでご注意ください。
受講を通して得られるもの
自分の体験を自分の言葉で語る力
体験から社会の課題を見つける力
課題に対して自分ができることを計画する力
受講の際の注意事項
受講前に必要となる知識・準備 | 不要 |
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グループワーク | あり |
課題 | なし |
その他 | 参考図書 「大学生はボランティアで変わるのか~「体験の言語化」からの挑戦」 ナカニシヤ出版 2019年 「パラスポーツとボランティア」 ナカニシヤ出版 2022年 ※秋学期の「あなたの体験を社会貢献に生かす方法論~実践編~」の受講を希望する場合は、本科目の受講が前提となりますのでご注意ください。 |
各回の講義予定
回 | テーマ |
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概要 | |
第1回 | テーマ:オリエンテーションと「体験の言語化」 |
講義の目標と内容を知る。「障害者」「在日外国人」「ひとり親」「貧困の子ども」「被災者」「孤立する高齢者」等、社会的に弱い立場におかれる人々に関する自分の体験について思い出す | |
第2回 | テーマ:「気もち」の想像 |
自分の体験と気持ちを語り、グループディスカッションを通じて、体験におけるマイノリティ当事者の気もちと事情について想像を広げる | |
第3回 | テーマ:「社会課題」の発見 |
「マッピング」の手法を用いて、体験における「自分と相手の気もち」を起点とし、その背後にある社会課題を発見する | |
第4回 | テーマ:「社会課題」の発表 |
体験の場面、そのときの気もち、体験から見つけた社会課題について、各自が「体験の言語化」として発表する | |
第5回 | テーマ:既存の社会貢献活動 |
体験から発見した社会課題について、社会貢献活動を行う既存の取り組みを調べ、その内容についてまとめる | |
第6回 | テーマ:アクションプランの作成 |
目的や方法など、具体的な社会貢献活動の可能性を検討し、実現性の高いアクションプランを作成する | |
第7回 | テーマ:アクションプランの発表とフィードバック |
各自、自分の計画した社会貢献活動についてのアクションプランをプレゼンし、フィードバックを得る |
講師紹介
- 兵藤智佳
- 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授。これまで、15年以上にわたり、大学生のボランティアと社会貢献活動を多数主催してきた。早稲田大学では、体験から学ぶ教育方法論として「体験の言語化」を開発し、実践している。
主要業績
「僕たちが見つけた道標」晶文社 2013年
「体験の言語化」早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター編集 成文堂 2016年
「大学生はボランティアで変わるのか~「体験の言語化」からの挑戦」ナカニシヤ出版 2019年