シラバス

専門科目群/Social Issues(社会課題)領域

科目名 持続可能な社会とNPO/NGOの役割
講師名 国際協力NGOセンター 事務局長
若林秀樹
学期 春学期
曜日 木曜日
時間 13時~14時30分
日程 4月21日、4月28日、5月12日、5月19日、6月2日、6月9日、6月16日、6月23日(補講日)

講義概要

この科目では、NPO(Nonprofit Organization)を「非営利市民組織」としてとらえ、現代日本社会におけるNPOの現状と課題を具体的事例に基づき明らかにし、その社会的意義と問題点、将来展望を検討します。さらに具体的な活動事例としては、主に国際協力、海外で活動するNPO(日本ではNGOと呼ばれる)に焦点をあて、また持続可能な開発目標(SDGs)とNGOとの関係についても触れます。
成熟した日本での持続可能な社会の実現に向け、多様なにニーズにきめ細かく対応するには、NPOの存在は欠かせません。NPOは、1988年にNPO法が施行され、公益法人制度改革を経て、多くの公益を担う「NPO」が増えきましたが、NPOは単なるボランティア組織であるという誤解も多いのが実情です。この科目では、NPOに関する具体的、理論的な検討を通じて、その社会的意義に関する理解を深めると共に、「自分が創るNPO」を考え、社会と自分との関係性が考えるのが最大の目標である。

受講を通して得られるもの

・民間非営利組織(NPO/NGO)に関する基本的理解を深める。
・NGOの活動事例を通じて、その意義と問題点を明らかにする。
・持続可能な開発目標(SDGs)とNGOの役割を理解する。
・非営利組織の運営に必要なガバナンス、アカウンタビリティ、ファンドレイジング等について理解する。
・今後、社会に必要な(自分だったら、こんなNGOを作りたい)NPOを考えてみる。

受講の際の注意事項

受講前に必要となる知識・準備 必要(ウェブサイト等で、興味のあるNPO/NGOの活動を調べる。)
グループワーク あり
課題 あり(「自分が創ってみたいNPOを考える))
その他

各回の講義予定

テーマ
概要
第1回テーマ:NPOとは、何か
市民社会組織としてのNPOの特徴、政府や企業・ソーシャルビジネスとの違い、日本のNPOの歴史、NPOとNGOの違い等を説明する。
第2回テーマ:持続可能な開発目標(SDGs)とNPOの役割
国連2030アジェンダ、持続可能な開発目標(SDGs)が生まれた背景とその本質、17の目標を知り、NPOの役割を考えてみる。
第3回テーマ:国内外のNGOの活動紹介
世界や日本で活動するNGOの活動を紹介し、紛争、難民支援、児童労働、子ども兵士等の問題と解決策を考えてみる。
第4回テーマ:NGOと市民が自由に活動できる意義
世界では、中国、香港、北朝鮮、ミャンマーで市民の活動が圧迫されており、持続可能な開発には、貧困、教育、健康、ジェンダー等の個別課題の解決と共に、市民が自由に活動できるスペース、表現の自由、法の支配等が重要であることを考え、市民ができることを考えてみる。
第5回テーマ:人生の機会として、NPO・NGOを捉えてみる
「社会は一人の勇気ある行動で変わる」あなたは、その一人になれるのか。
世界を変えたNPOの創設者、例えば、「気候変動のための学校ストライキ」を実施したグレタ-・トゥーベリら、世界の市民リーダーの人生を考えてみる。
第6回テーマ:NPOを作るには、何が必要か
公益を担うNPOが社会に対して説明責任を果たし、持続可能性のある組織になるために必用な要素とは何か。創業者の思い、組織運営、ファンドレイジング等を考えてみる。
第7回テーマ:自分が創るNPOを発表!
グループに分かれ、「自分ならこんなNPOを創ってみたい」を発表し、ディスカッションを行う。NPOを作るには何が必要なのか、ディスカッションを通じて、自分の社会との関りと役割を実感してもらう。

講師紹介

若林秀樹の画像
若林秀樹
NPO法人 国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長

現職:認定NPO法人 国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長(2017年4月~)
国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン理事(2014年6月~)
   アジア開発連盟(ADA:Asia Development Alliance)議長(2020年6月~)

ヤマハ(株)社員、同労組役員、電機連合・総研副所長、在米日本大使館経済班一等書記官(ODA担当)、比例区選出の民主党参議院議員として「次の内閣」経済産業大臣等を歴任。米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員、公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本事務局長などを経て現職。