シラバス

専門科目群/Social Issues(社会課題)領域

科目名 SDGs概論~ゴール達成のための実践的思考法~
講師名 SDGパートナーズ有限会社取締役、国連WFP職員(休職中)
吉村美紀
学期 春学期
曜日 火曜日
時間 14時45分~16時15分
日程 4月19日、4月26日、5月10日、5月17日、5月31日、6月7日、6月14日、6月21日(補講日)

講義概要

本講義では、SDGsに総括されている地球規模課題について議論し、その世界観や歴史的背景、そして今起きている様々な社会変動についての理解を深めます。また、昨今ビジネスにも多大な影響を与えている人権や環境、格差やジェンダーといった課題について、うわべだけでなく根本的な解決にはどのような「思考」が必要なのか、といったことについて掘り下げます。グループワークやディスカッションの手法を取り入れ、受講者が主体的に学び、理論と実践の往還を行うことで、実践的能力の育成を目指します。

受講を通して得られるもの

―SDGSに関する体系的な知識と、その背景にある社会の変化に関する知見
―ESGの潮流やSDGsとの関係性、そして企業に求められる対応についての理解
―環境や人権、D&Iといったテーマに取り組む際の実践的思考法
―具体的な社会課題について実践的な解決法を考え、自分の言葉で伝える技術

受講の際の注意事項

受講前に必要となる知識・準備 不要
グループワーク あり
課題 あり(授業中に指示する)

各回の講義予定

テーマ
概要
第1回テーマ:SDGsの世界観を読み解く
17の目標を超えて目指す世界:SDGsがビジネスで重要視されるのはなぜか
第2回テーマ:SDGsとESG投資、グレートリセット
社会変革のためのSDGsドミノ思考とSDGsサンドイッチ思考
第3回テーマ:SDGsとESG投資、グレートリセット
同じことなのか違うことなのか、何を目指してお金が動いているのか
第4回テーマ:SDGsと人権、ジェンダー、多様性
格差と衡平性:誰も取り残さない社会実現のために何が必要か
第5回テーマ:SDGsの視点から考える気候危機
人権、ジェンダー、多様性のレンズを通して見えてくる「責任ある企業行動」の新たな地平
第6回テーマ:SDGsの視点から考える気候危機
脱酸素社会へ向けたサーキュラー経済の道程
第7回テーマ:本当の自分事化とは
「世代を超えて、すべての人が、自分らしく、よく生きる」社会の実現のためにまずしなければならないことは何か

講師紹介

吉村美紀の画像
吉村美紀
SDGパートナーズ有限会社取締役、株式会社SDGインパクツ取締役、国連WFP職員(休職中)

福岡県出身。カリフォルニア大学バークレー校卒業、早稲田大学教育学研究科修士、オールド・ドミニオン大学教育学博士。1997年より会議通訳者として国際会議や国連総会での同時通訳を担当。2010年から2013年までパキスタンで国連ハビタットの洪水復興支援事業に従事。帰国後Save the Children Japanで SDGs策定に向けたアドボカシーを行う。2014年よりWFP国連世界食糧計画 民間連携推進マネージャーを務める(現在は休職中)。SDGパートナーズ有限会社、株式会社SDGインパクツ取締役。コマニー株式会社、石光商事株式会社社外取締役。