シラバス

専門科目群/Social Issues(社会課題)領域

科目名 あなたの体験を社会貢献に生かす方法論~実践編~
講師名 早稲田大学准教授
岩井雪乃
学期 秋学期
曜日 火曜日
時間 13時~14時30分
日程 10月4日、10月11日、10月25日、11月1日、11月15日、11月22日、11月29日、12月6日(補講日)

講義概要

 本講義は、「あなたの体験を社会貢献に生かす方法論-アクションプランニング―」を受講した方が対象です。
 受講生は、上記科目で、自分の体験にもとづいて社会課題を発見し、それを改善する社会貢献活動のアクションプランを作成しています。本講義では、これを実践に移していき、それを講師と受講生がチームになって応援します。よって、受講生は、第2回の講義までに、アクションプランの実行に着手してください(結果が出ておらず、途上でもかまいません。本講義と並行して実施しても良いです)。
 実践活動は、基本的には個人でそれぞれに行います。もし、類似の課題に取り組む仲間がクラスで見つかれば、一緒に取り組む内容に修正してもかまいません。また、実践の進み具合は、個人によって異なると想定しています。「アクションプランを順調に実践している」「アクションプランを作ったものの、障害が発生してまだ実行できていない」など、多様な段階があるでしょう。それぞれのペースで実践してもらいます。
 そして、実践した活動を、直面した問題も含めて講義で報告してもらい、より効果的に実践するにはどうしたらいいかを、講師および受講生とともに考えます。そして、再度「体験の言語化」(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター2016年)の方法論を用いて、実践している活動の意味を俯瞰的に理解していきます。これは、受講生の社会貢献活動の「社会における意味」を考えるとともに、「人生における意味」も深めていく作業になります。
 授業は毎回、参加型、対話型で実施します。受講生の社会貢献の意欲を、講師と受講生がチームになって支えて、一緒に実現していきます。

受講を通して得られるもの

社会貢献を実践する力
自分の実践活動の社会における意味を俯瞰的に理解する力
自分の実践活動の人生における意味を俯瞰的に理解する力
自分の体験を自分の言葉で語る力

受講の際の注意事項

受講前に必要となる知識・準備 不要
グループワーク あり
課題 あり(自身の社会貢献アクションプランをできる限り実施する)
その他 参考図書
「大学生はボランティアで変わるのか~「体験の言語化」からの挑戦」ナカニシヤ出版 2019年

各回の講義予定

テーマ
概要
第1回テーマ:各自のアクションプランの発表
講義の目標と内容を理解する。前科目で作成した「アクションプラン」を発表し、取り組んでいる社会課題をどのように改善したいのか、その先に目指す理想の社会のイメージを共有する。
第2回テーマ:アクションプランの実施状況の発表
授業までにアクションプランをできる限り実行し、その結果を各自が発表する。うまくいっている点、いない点を確認し、講師および受講生とディスカションしながら、その要因を明らかにする。
第3回テーマ:実践における当事者の「気もち」の想像
プランを実践する中での体験をとりあげ、その時の自分を含めた当事者の気もちを想像するグループワークをおこなう。共感力や想像力を養い、実践をより円滑におこなうコミュニケーション力を高める。
第4回テーマ:実践がもたらす社会的意味のふりかえり
これまでの実践の到達点を確認し、それが社会にもたらした意味について議論する。自分では気づけなかった意味を、グループワークをとおして発見し、言語化する。
第5回テーマ:実践が自身の生に与える意味のふりかえり
これまでの実践が、自分自身の生き方に与えた影響を考える。グループワークをとおして発見し、言語化する。
第6回テーマ:最終発表に向けてのまとめと発表準備
最終回では、クラス全体に向けて全員が発表する。それにむけて、講義全体(社会貢献実践とそのふりかえり)における学びを確認し、発表の準備をする。
第7回テーマ:実践のまとめと未来へのビジョン発表とフィードバック
これまでの社会貢献実践とふりかえり、さらに、そこから考えた未来へのビジョンを発表し、講師と受講生からフィードバックを得る。

講師紹介

岩井雪乃の画像
岩井雪乃
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授

早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科単位取得退学。博士(人間・環境学)。大学を卒業後、青年海外協力隊員(現JICAボランティア)としてタンザニアで活動。その後、タンザニアのセレンゲティ国立公園で、「アフリカゾウと住民の共存」をテーマに研究・ボランティア活動を展開。自然保護政策に翻弄されながらも、たくましく柔軟に生きる人びとに魅了されている。2017年から「早稲田大学狩り部」を立ち上げ、日本の農山村の獣害問題に対しても活動している。