シラバス

専門科目群/Communication(コミュニケーション)領域

科目名 シニアマーケティング・若者学
講師名 電通 シニアラボ 研究主幹
斉藤 徹 (シニアマーケティング担当)
電通 若者研究部
小島 雄一郎 (若者学担当)
学期 夏学期
曜日 火曜日
時間 以下の日程欄を参照ください
日程 1回~2回: 7月11日 10時30分~12時、13時~14時30分
3回~4回: 7月25日 10時30分~12時、13時~14時30分
1回~4回の補講日:8月1日 10時30分~12時、13時~14時30分
5回:8月22日 13時~14時30分
6回:8月29日 13時~14時30分
7回:9月5日 13時~14時30分
5回~7回の補講日:9月12日 13時~14時30分

講義概要

本講義では人生100年時代の後半に活動していくにあたり、シニアの置かれた社会的状況を課題やポテンシャルとともに把握することを目的とします。
「シニアマーケティング」ではシニアマーケティングの第一人者である講師から、シニアに関する概況を課題・可能性の示唆とともに学習し、同時にシニアマーケットにおけるビジネスの事例も学ぶことで、卒業後の活動に通ずる実践的な知見を獲得します。
「若者学」ではシニアという世代を相対的に捉えるために、他世代の代表格である若者に焦点を当て異なる世代に関する理解を深めます。授業の中では若者世代ならでは新しい嗜好や文化について幅広く学びます。この学習によって他世代に対する効果的な発信を実現すると同時に、異世代間の交流を促進します。

受講を通して得られるもの

シニアの置かれた社会的状況
シニアに関する課題・ポテンシャル
シニアビジネスの事例
他世代への理解
若者の嗜好・文化の把握

受講の際の注意事項

受講前に必要となる知識・準備 不要
グループワーク あり
課題 あり(授業中に指示する)

各回の講義予定

テーマ
概要
第1回テーマ:超高齢社会日本の概要講師:斉藤 徹
超高齢化が進む日本社会でどのような変化が起きているのか、またそこにどのような課題が生じているのか概論として捉えます。
第2回テーマ:中年高齢期のライフステージ変化講師:斉藤 徹
中年高齢期におけるライフステージ変化とそれに伴う心理変容、社会との関わり変化などについて理解を深めます。
第3回テーマ:高齢者向けの商品・コミュニケーション講師:斉藤 徹
高齢社会が進む中で広がるさまざまな高齢者向けの商品などの事例を広告表現なども交えながら説明いたします。また高齢化が進む中で増加するさまざまな社会課題とそれを解決するための新たなイノベーティブな商品サービスの動向についてお話します。
第4回テーマ:今後の超高齢社会で必要なことを考える講師:斉藤 徹
過去3回の講義を通じて学んだ超高齢社会の状況を踏まえて、今後わたしたちがどのような対応を図るべきかについて、ワークショップ形式でディスカッションを行います。
第5回テーマ:Z世代の価値観と成長背景(講義形式)講師:小島 雄一郎
Z世代って何?なぜこんなに重要視されているの?
など、若者の価値観の変遷をその成長背景から紐解きます。
第6回テーマ:若者研究体験ワークショップ講師:小島 雄一郎
Z世代による未来予測「ツギクルレポート」を紐解き、一言化して発表するワークショップ。実際に電通若者研究部の研究員が行っているワークを体験していただきます。
第7回テーマ:テーマ別事例研究とパネルディスカッション講師:小島 雄一郎
実際に2~3名のZ世代研究員をゲストに招き、テーマごとに具体的な事例を交えながらパネルディスカッションを行います。

講師紹介

斉藤 徹の画像
斉藤 徹
株式会社電通 シニアラボ 研究主幹

1958年生まれ。専門は超高齢社会、未来予測。西武百貨店、流通産業研究所(セゾン総合研究所)パルコを経て(株)電通、電通シニアラボ研究主幹。社会福祉士。著書に『超高齢社会の「困った」を減らす課題解決ビジネスの作り方』(翔泳社)『ショッピングモールの社会史』(彩流社)『超高齢社会マーケティング』(ダイヤモンド社)『吉祥寺が「いま一番住みたい街」になった理由』(ぶんしん出版)『発達科学入門』(共著・東大出版会)など。

小島 雄一郎 の画像
小島 雄一郎
株式会社電通 若者研究部

立教大学法学部卒業、2007年 電通入社。若者向けのプロモーション立案やPRを担当する一方で、大学生を対象にした事業を立ち上げ、2014年度のグッドデザイン賞ビジネスモデル部門を受賞。その他の受賞歴としてアメリカのOne Show、ドイツのRed dotデザイン賞、キッズデザイン賞、販促会議賞など。著書に「広告のやりかたで就活をやってみた」「なぜ君たちは就活になると、みんなおなじようなことばかりしゃべりだすのか」など。日経COMEMOのキーオピニオンリーダーとしても執筆中。