シラバス

専門科目群/Social Issues(社会課題)領域

科目名 ケーススタディ(NPO・NGO)~NPO・NGOの理解と実務 ~

講師名 上田 英司(日本NPOセンター 事務局次長)
学期 冬学期
曜日 土曜日
時間 13時~14時30分 ※2月3日のみ異なる時間帯となります
日程 1月13日、1月20日、2月3日、2月17日、2月24日、3月2日
(補講日:3月9日)
※2月3日は東京都多摩市にある「ななやま緑地」にて、実際にNPOの活動現場に訪問し活動の体験を行います。
詳細はシラバスの「受講の際の注意事項のその他」を参照ください。

講義概要

本講義では、NPO/NGOの活動に参画・参加したい、またはNPO/NGOを作ってみたいとお考えの方々を対象とし、以下の講義を行います。
NPO(Nonprofit Organization:「非営利市民組織」)への基礎理解を前提に、それらの基礎知識を振り返り確認しながら、実際にNPOが取り組む活動に参加します。また、ケーススタディとしていくつかの分野のNPOの具体的活動事例を要素分解しながら学び、NPOの組織運営・事業活動を学びます。
また、シニア人材のNPOへの参画の具体事例から自らに当てはめて、どんな参画・参加ができるのかを想定してみます。
最後に自分自身の「社会参画・参加」の行動計画を作成し、実行するために解決しなければならない課題や不明点について学び、ご自身のこれからの道筋づくりへの具体化の第一歩を踏み出すことを目標とします。

受講を通して得られるもの

NPO・NGOに関する制度、非営利組織の特徴や組織構造、資金調達方法などの基礎的な理解
NPO・NGOに参画・参画しようとする際の期待される役割、心がけ、求められる人材像やスキル
NPO・NGOに参画・参画しようとする際の方法論

講師からのメッセージ:
「フィールドワークは、共に学ぶ仲間と実際の現場に赴くことができる貴重な機会となります。また、現場を見たり、現場の方の話を聞くことで、今後各自が実際に取り組んだり、NPO等に参加したりすることへの不安を解消したり、まずは取り組んでみるということの大切さも感じてもらえるのではないかと考えております。」

受講の際の注意事項

受講前に必要となる知識・準備 不要
グループワーク あり
課題 なし
その他 ※2月3日(土)午前中(9時半現地集合/12時半現地解散)に実施するのフィールドワークでは、なな山緑地の会(東京都多摩市)にて実際の活動現場に訪問し、活動の体験を行います。本フィールドワークは全7回中の2回分として取り扱います。教室での授業は5回となりますが、表示上は7回で表示しています。
また、フィールドワークはその性質上、通常のLRC授業開講日での実施が難しいため、出欠にはカウントしないことといたします。フィールドワークへの参加は本科目の完了の前提にはなりませんので、事情がありフィールドワークに参加できない場合でも、本科目の履修を希望される場合はエントリーしてください。
※フィールドワークでは、保険と活動のために必要な消耗品などの実費負担をお願いします。(1,000円未満を想定)

各回の講義予定

テーマ
概要
第1回テーマ:NPO・NGOの基礎理解
NPO・NGOの基本理解(法制度も)の確認 および NPOが抱える組織・運営課題について解説します。
第2回テーマ:求められる人材像
日本NPOセンターが実施した「全国非営利団体のシニア人材へのニーズ調査」をもとに、期待される役割を紹介し、NPO・NGOに参画しようとする際の心がけ、求められる人材像やスキル等について学びます。
第3回テーマ:フィールドワーク①
NPOの活動現場に訪問し、実際に活動を行います。運営している方からのお話を伺い、求められる人材について理解を深めます。
詳細はシラバスの「受講の際の注意事項のその他」を参照ください。
第4回テーマ:フィールドワーク②
NPOの活動現場に訪問し、実際に活動を行います。運営している方からのお話を伺い、求められる人材について理解を深めます。
詳細はシラバスの「受講の際の注意事項のその他」を参照ください。
第5回テーマ:行動計画づくり①
NPOの取り組みを知り、自分自身がどのように参加・参画していくのかを個人ワーク・グループワークを通じて考えます。
第6回テーマ:行動計画づくり②
NPOの取り組みを知り、自分自身がどのように参加・参画していくのかを個人ワーク・グループワークを通じて考えます。
第7回テーマ:行動計画づくり③
自分自身が関心ある社会課題を調べ、自分自身がどのように参加・参画していくのかを個人ワーク・グループワークを通じて考えます。

講師紹介

上田英司 の画像
上田英司
日本NPOセンター 事務局次長

島根県出身。大学在学中に国際ボランティアに参加し、市民活動の持つ可能性に魅せられ大学を中退。国際ボランティアNGO・NICEの事務局長を経て、2017年日本NPOセンター入職。狛江市市民活動支援センター運営委員長、市民社会創造ファンド理事などを務める。企業とNPOの協働事業やボランティアコーディネーションを専門として、市民参加の推進に取り組む。