専門科目群/Communication(コミュニケーション)領域
科目名 | シニアマーケティング・若者学 |
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講師名 | 超高齢未来観測所 所長 斉藤 徹 (シニアマーケティング担当) 電通若者研究部「ワカモン」 持田小百合/村田征斗/谷井愛理沙 (若者学担当) |
年度 | 2025年 |
学期 | 夏学期 |
曜日 | 火曜日 |
時間 | 以下の日程欄を参照ください |
日程 | 1回~2回: 7月15日 10時30分~12時、13時~14時30分 3回~4回: 7月29日 10時30分~12時、13時~14時30分 1回~4回の補講日:8月19日 10時30分~12時、13時~14時30分 5回:8月26日 13時~14時30分 6回:9月2日 13時~14時30分 7回:9月9日 13時~14時30分 5回~7回の補講日:9月16日 13時~14時30分 |
講義概要
本講義ではシニアとして活動していくにあたり、シニアの置かれた社会的状況を課題やポテンシャルとともに把握することを目的とします。
「シニアマーケティング」ではシニアマーケティングの第一人者である講師から、シニアに関する概況を課題・可能性の示唆とともに学習し、同時にシニアマーケットにおけるビジネスの事例も学ぶことで、卒業後の活動に通ずる実践的な知見を獲得します。
「若者学」ではシニアという世代を相対的に捉えるために、他世代の代表格である若者に焦点を当て異なる世代に関する理解を深めます。
授業の中では若者世代ならではの新しい嗜好や文化について幅広く学びます。
この学習によって他世代に対する効果的な発信を実現すると同時に、異世代間の交流を促進します。
受講を通して得られるもの
シニアマーケティングの基礎知識
シニア向けビジネスの事例、エイジテック事例
シニアの抱える社会課題と解決法事例
異なる世代(若者世代)の価値観・嗜好・文化への理解
「今の若者を知る」ための基本的な視座と、自身の過去との違いを俯瞰する視点
現役大学生等とのパネルディスカッションを通じた未来思考
受講の際の注意事項
受講前に必要となる知識・準備 | 不要 |
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グループワーク | あり |
課題 | あり(授業中に指示する) |
各回の講義予定
回 | テーマ | |
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概要 | ||
第1回 | テーマ:シニアマーケティングの基礎知識 | 講師:斉藤 徹 |
日本や世界の高齢化の現状、シニアのインサイトなど、シニアマーケティングを考える際の基本的知識について説明します | ||
第2回 | テーマ:シニア向け商品コミュニケーション事例 | 講師:斉藤 徹 |
日本や海外におけるシニア向け商品事例、CM事例などを通じてシニアに対するコミュニケーションのポイントについて説明します。 | ||
第3回 | テーマ:超高齢化社会における課題解決 | 講師:斉藤 徹 |
超高齢社会における各種社会課題と課題解決事例を紹介します。またエイジテックの最新動向についても紹介します。 | ||
第4回 | テーマ:超高齢社会課題解決ワークショップ | 講師:斉藤 徹 |
過去3回の講義を通じて学んだ超高齢社会の状況を踏まえて、今後わたしたちがどのような対応を図るべきかについて、ワークショップ形式でディスカッションを行います。 | ||
第5回 | テーマ:Z世代の価値観と成長背景(講義形式) | 講師:持田小百合/村田征斗/谷井 愛理沙 |
「今の若者を知る」「自分たちが若者だった頃との違いを把握する」ことを目的に、Z世代・令和の若者の成長背景や価値観、流行トレンドなどを座学形式で解説します。 | ||
第6回 | テーマ:テーマ別事例研究とパネルディスカッション | 講師:持田小百合/村田征斗/谷井 愛理沙 |
実際に2~3名のZ世代研究員をゲストに招き、テーマごとに具体的な事例を交えながらパネルディスカッションを行います。 | ||
第7回 | テーマ:若者研究体験ワークショップと若者との向き合い方TIPS | 講師:持田小百合/村田征斗/谷井 愛理沙 |
自身の過去との違いや共通点を探りながら、若者世代のインサイトを見出すために、実際に電通若者研究部の研究員が行っている思考ワークを体験していただきます。また、学んだことを実践していくためのTIPS(ヒント)もご紹介します。 |
講師紹介

- 斉藤 徹
- 超高齢未来観測所 所長(元株式会社電通 シニアラボ 研究主幹)
1958年生まれ。専門は超高齢社会、未来予測。西武百貨店、流通産業研究所(セゾン総合研究所)パルコ、(株)電通、電通シニアラボ研究主幹を経て、超高齢未来観測所 所長。社会福祉士。
著書に『超高齢社会の「困った」を減らす課題解決ビジネスの作り方』(翔泳社)『ショッピングモールの社会史』(彩流社)『超高齢社会マーケティング』(ダイヤモンド社)『吉祥寺が「いま一番住みたい街」になった理由』(ぶんしん出版)『発達科学入門』(共著・東大出版会)など。

- 持田 小百合
- 電通若者研究部「ワカモン」リサーチャー/プランナー
早稲田大学卒業後、ベンチャーシンクタンク勤務を経て、電通マクロミルインサイトに入社。
若年層からシニア女性まで幅広い世代のインサイト研究や、女子中高生とのワークショップのファシリテーターなどを担当。 財務省フューチャーデザインプログラムアドバイザー。共著に「フラット・マネジメント」。

- 村田 征斗
- 電通若者研究部「ワカモン」プランナー
前職を経て電通入社。「広告」に限らず、ゲーム・イベント・ドラマづくりなど幅広いアプローチを通して「社会課題」を解決するための戦略やアイデアづくりを行う。戦略立案から、世にでるアイデアまで一気通貫したプランニングで世の人が自分に相手に優しくなれるようなコミュニケーションを目指しています。また、 10代の頃から映像作家, フォトグラファーとして活動し、150本以上の映像,300以上の現場を経験。
他所属組織:Dentsu Japanimetion Studio / AIQQQ Studio
受賞歴:Cannes Lions Young BRONZE(2023) / 日本のすごい映像作家100 / 東京屋外広告コンクール(2025)

- 谷井 愛理沙
- 電通若者研究部「ワカモン」プランナー
電通入社後、テレビCMのセールス業務を経て電通デジタルACRCにてコピーライターとしてデジタルを中心に、コンテンツを絡めた企画を担当。
ミュージカルの経験を活かして、ターゲットに憑依して代弁することを大切にしている。
現在は、コピーライティングと若者への知見を武器にコンセプト開発やブランディング支援など領域を拡張中。ワカモンに加え、採用ブランディングエキスパートにも所属。
制作物のナレーションやイベントの司会も。趣味は、お笑いと謎解き。
受賞歴:ACCブロンズ、BOVA協賛企業賞
審査員:学生広告クリエーティブ賞 審査員