シラバス

専門科目群/Liberal Arts(教養)領域

科目名 アカデミックリテラシー~学びを深めるための方法と研究を行うための基礎~
講師名 早稲田大学教授 守口剛、ほか
学期 春学期
曜日 土曜日
時間 14時50分~16時20分
日程 4月20日、4月27日、5月11日、6月1日、6月8日、6月15日、6月22日
※5月18日の白木先生の講義は6月15日に変更になりました(4/18更新)

講義概要

本講義では、特定の学問分野、特定のテーマを深く学ぶための方法、その学びを研究に結びつけるための方法に焦点を当てます。「研究」というと特別な訓練を受けた研究者が行うものだというイメージがあるかもしれません。しかし、研究者でなくとも、基本的な方法を身につけることによって自分なりの研究を実施することは可能です。また、特定のテーマに関する学びを深めることは、多くの方にとって、楽しくやりがいのあることだと思います。本講義では、このような観点から、学びを深め、研究を実施するための方法論を整理します。

受講を通して得られるもの

・さまざまな学問領域の学ぶ楽しさを知り、初学者が学びを深めるためのヒントを獲得します。
・文学、心理学、経営学、理工学という異なる領域の研究者から多面的な学びを得ます。また、大学などの組織に属さずに研究を行う「在野研究」の方法についても学びます。
・文献や情報を収集するための基本的な方法を学びます。
・学びを研究に結びつけるための視点と考え方を身につけます。さまざまな学問領域の学ぶ楽しさを知り、初学者が学びを深めるためのヒントを獲得します。

受講の際の注意事項

受講前に必要となる知識・準備 不要
グループワーク なし
課題 なし
その他 第5回(6月8日)はオンライン開催となります。受講生の皆さんは教室にてスクリーンを見ながらご受講ください。(4/3更新)

各回の講義予定

テーマ
概要
第1回(4月20日)テーマ:オリエンテーション講師:守口剛
本講義の全体像について説明します。その上で、文献や情報を収集する方法、学びを深めるための基本的な事柄について説明します。
第2回(4月27日)テーマ:「心理学」の面白さと研究の基本講師:竹中晃二
健康心理学がご専門の竹中晃二・早稲田大学名誉教授から、心理学の面白さ、勉強をすすめる方法、研究の基本について学びます。
第3回(5月11日)テーマ:「文学」の面白さと研究の基本講師:高橋敏夫
日本文学(特に近、現代)がご専門の高橋敏夫・早稲田大学名誉教授から、文学の面白さ、勉強をすすめる方法、研究の基本について学びます。
第4回(6月1日)テーマ:「在野研究」の方法と醍醐味講師:荒木優太
「在野研究家」として活躍する荒木優太先生から、大学などの組織に属さない方が研究を行うための方法、継続のためのヒント、在野研究の醍醐味などについて学びます。
第5回(6月8日)テーマ:「理工学」の面白さと研究の基本 (オンラインにて開催)講師:橋本周司
秋学期から始まるゼミ(リベラルアーツゼミナール1)を担当する橋本周司・早稲田大学名誉教授から、理工学の面白さ、勉強をすすめる方法、研究の基本について学びます。
第6回(6月15日)テーマ:「経営学」の面白さと研究の基本講師:白木三秀
経営学(特に国際人的資源管理)がご専門で、秋学期から始まるゼミ(リベラルアーツゼミナール3)を担当する白木三秀・早稲田大学名誉教授から、経営学の面白さ、勉強をすすめる方法、研究の基本について学びます。
第7回(6月22日)テーマ:学びを深めるための方法と研究へのヒント講師:守口剛
第6回までの講義を踏まえて、受講者の方々が、それぞれの関心テーマに関する学びを深めるための方法と心構えを整理します。その上で、研究を実施するための基礎的事項を解説します。

講師紹介

守口剛の画像
守口剛
早稲田大学教授

早稲田大学商学学術院教授。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、東京工業大学大学院理工学研究科経営工学専攻博士課程修了、博士(工学)。立教大学などを経て2005年より現職。早稲田大学商学研究科長、社会人教育事業室長(現職)、日本消費者行動研究学会会長、日本商業学会副会長、早稲田大学消費者行動研究所所長(現職)などを歴任。主な著書に、『プロモーション効果分析』、『消費者行動の実証分析』(共編著)、『消費者行動論:購買心理からニューロマーケティングまで』(共編著)、『マーケティング・サイエンス入門:市場対応の科学的マネジメント』(共著)など