専門科目群/Liberal Arts(教養)領域
科目名 | Liberal Arts Workshop1(春学期)~人文(社会)科学上の諸問題を「考え・論ずる」とは何か~ (夏学期)~人文(社会)科学上の諸問題を「研究し、報告する」とは何か~ |
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講師名 | 森原 隆(早稲田大学名誉教授) |
年度 | 2025年 |
学期 | 春学期、夏学期 |
曜日 | 金曜日 |
時間 | 14時50分~16時20分 |
日程 | (春学期) 4月25日、5月9日、5月16日、5月23日、6月6日、6月13日、6月20日 (補講日:6月27日) (夏学期) 7月11日、7月18日、8月1日、8月22日、8月29日、9月5日、9月12日 (補講日:9月19日) |
講義概要
(春学期)
21世紀を生きるわれわれが直面する人文学・社会科学上の諸問題を「考え・論じ」、その研究方法を修得する。担当講師の専門は人文科学領域(「近世・近現代ヨーロッパ史研究」「ヨーロッパ論」)であるが、ワークショップとしては、グループワークを基本に、各グループが幅広い研究テーマの中から一つのテーマを設定したうえで、受講生それぞれが関心のあるサブテーマについて報告・発表し、全員で一緒に考察を深めていきたい。
春学期では、担当講師の専門的な研究内容や関心にふれつつ、グループや受講生の関心のある研究テーマとサブテーマについて全員で「考え・論じ」、研究レベルに引き上げていくことを目指す。
(夏学期)
夏学期では、グループおよび受講生それぞれの関心のある研究テーマ・サブテーマについて引き続き、グループワークをとおして全員で「考え・論じ」、担当講師の助言やアドバイスをふまえて、さらに学術的な研究レベルに引き上げる。全体会で「研究報告・発表し」、成果物としての報告書や論文を提出することを目指す。
受講を通して得られるもの
(春学期)
①人文(社会)科学に関する個々の研究テーマを探求し、設定する。
②幅広い議論をとおして、個々の研究テーマを徹底的に検討し、基本的な知識や方法を修得する。
③自分の設定した研究課題について、専門的・学術的な研究にするためのノウハウを修得する。
(夏学期)
①人文(社会)科学に関する個々の研究テーマを探求し、確定する。
②幅広い議論をとおして、個々の研究テーマを徹底的に検討し直し、学術的な知識や研究方法を修得する。
③学術的・専門的な研究報告・発表のやりかたを身につける。
講師紹介

- 森原 隆
- 早稲田大学名誉教授
1953年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部西洋史専修卒業。京都大学大学院文学研究科修士課程を経て博士課程(西洋史学専攻)満期退学。鳥取大学教養部助教授、金沢大学文学部助教授、早稲田大学文学部助教授、早稲田大学文学学術院教授などを経て、2024年4月より現職。
専門は、近世・近代フランス史、「ヨーロッパ論」。近年の著作は、編著『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』(成文堂・2013年)、編著『ヨーロッパの政治文化史―統合・分裂・戦争』(成文堂・2018年)、「旅する「共和政」とパトリオット・ジャコバン」中澤達哉編『王のいる共和政』(岩波書店・2022年)、編著『ヨーロッパの「統合」の再検討』(成文堂・2024年)。