ゼミナール
科目名 | Social Issueゼミ1~ごとも・家族・社会を考える~ |
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講師名 | 棚村 政行( 早稲田大学名誉教授・早稲田大学リーガルクリニック法律事務所所長(弁護士)) |
学期 | 秋学期、冬学期 |
曜日 | 金曜日 |
時間 | 14時50分~16時20分 |
日程 | (秋学期) 10月10日、10月17日、10月31日、11月7日、11月21日、11月28日、12月5日 (補講日:12月12日) (冬学期) 1月9日、1月16日、1月23日、2月6日、2月13日、2月20日、2月27日 (補講日:3月6日) |
講義概要
(秋学期)
Social Issuesゼミでは担当講師のファシリテーションのもと、各ゼミ生の関心のある比較的身近な社会課題について全員で議論をしながら考えを掘り下げ、修了後のプランである社会課題解決への取り組み、研究の継続、成果の活用方法等を具体的に探ってゆきます。最終的には修了後の展望を含む論文・リサーチペーパーの作成に取り組みますが、ゼミ1(秋学期)では、様々な社会課題の構図・構造や論点を分析するとともに、ゼミ生各自が関心をもつテーマを選定し、そのテーマに切り込む視点や研究手法・さばき方などを学びます。ゼミでは、適宜グループ討論などにより、ゼミ生相互の意見交換や交流を相互に深めるとともに、担当講師から実務と理論の両面からゼミ生のテーマの絞り込みについてアドバイスします。担当講師の専門は家族法・子ども法など法律ですが、子ども・家族・社会で生じているさまざまな社会課題に関心を寄せる意欲的なゼミ生を募ります。
(冬学期)
Social Issuesゼミでは担当講師のファシリテーションのもと、各ゼミ生の関心のある比較的身近な社会課題について全員で議論をしながら考えを掘り下げ、修了後のプランである社会課題解決への取り組み、研究の継続、成果の活用方法等を具体的に探ってゆきます。ゼミ2(冬学期)では、秋学期での取り組みや研究成果を受けて、各自の絞られたテーマに沿って、論文・リサーチペーパーの完成を目指します。ゼミでの討論や意見交換を通じて、ゼミ生相互のモチベーションを高めながら、担当講師が各ゼミ生の論文・リサーチペーパーについて、全体構想の立案・構成・論理展開、論文としての体裁や表現方法の適切性、引用方法等についてアドバイスをします。担当講師の専門は家族法・子ども法など法律ですが、子ども・家族・社会で生じているさまざまな社会課題に関心を寄せる意欲的なゼミ生を募ります。
受講を通して得られるもの
①社会課題の構図・構造を的確に把握するための文献検索・情報収集・整理の方法
②社会課題に対する先行研究の読み込みと独創性・独自性・挑戦性の視点
③社会課題をトリミングしながら自身の関心テーマを絞り込む方法
④社会課題―子ども・家族・社会の問題群を考える場合に有用な専門的知識や技法の習得
⑤グループ討論やディベートなどを通じた社会課題に対する思考の掘り下げと視点の多様化による理解度の深まり
講師紹介
- 棚村 政行
- 早稲田大学名誉教授・早稲田大学リーガルクリニック法律事務所所長(弁護士)
早稲田大学法学部卒業、早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学後、1984年4月より青山学院大学法学部専任講師、同助教授、同教授。1997年4月から早稲田大学法学部教授、2010年4月に早稲田大学法学学術院教授となり、2024年3月末で定年退職した。早稲田大学では、ハラスメント防止室長、大学院法学研究科長、法学学術院副院長などを歴任した。長らく法務省法制審議会民法部会委員、東京家庭裁判所調停委員・参与員を務め、現在、弁護士法人早稲田大学リーガルクリニック法律事務所所長(弁護士)、こども家庭庁こども若者シェルター検討会座長代理等を務める。主要著書・研究業績として『結婚の法律学(第2版)』 (有斐閣、2005)、『子どもと法』(日本加除出版、2012)、『民法7親族・相続(第7版)』(有斐閣、2023)(共著)、「子どもの権利主体性と現代家族の多様化」家法50号(2024)、「令和6年民法等の一部を改正する法律」法教529号(2024)等がある。