専門科目群/Communication(コミュニケーション)領域
科目名 | シニアマーケティング・若者学 |
---|---|
講師名 | 超高齢未来観測所 所長 斉藤 徹 (シニアマーケティング担当) 電通若者研究部「ワカモン」 工藤永人/持田小百合/山本朝子/結城拓也 (若者学担当) |
学期 | 夏学期 |
曜日 | 火曜日 |
時間 | 以下の日程欄を参照ください |
日程 | 1回~2回: 7月16日 10時30分~12時、13時~14時30分 3回~4回: 7月30日 10時30分~12時、13時~14時30分 1回~4回の補講日:8月20日 10時30分~12時、13時~14時30分 5回:8月27日 13時~14時30分 6回:9月3日 13時~14時30分 7回:9月10日 13時~14時30分 5回~7回の補講日:9月17日 13時~14時30分 |
講義概要
本講義では人生100年時代の後半に活動していくにあたり、シニアの置かれた社会的状況を課題やポテンシャルとともに把握することを目的とします。
「シニアマーケティング」ではシニアマーケティングの第一人者である講師から、シニアに関する概況を課題・可能性の示唆とともに学習し、同時にシニアマーケットにおけるビジネスの事例も学ぶことで、卒業後の活動に通ずる実践的な知見を獲得します。
「若者学」ではシニアという世代を相対的に捉えるために、他世代の代表格である若者に焦点を当て異なる世代に関する理解を深めます。
授業の中では若者世代ならでは新しい嗜好や文化について幅広く学びます。
この学習によって他世代に対する効果的な発信を実現すると同時に、異世代間の交流を促進します。
受講を通して得られるもの
シニアの置かれた社会的状況
シニアに関する課題・ポテンシャル
シニアビジネスの事例
他世代への理解
若者の嗜好・文化の把握
受講の際の注意事項
受講前に必要となる知識・準備 | 不要 |
---|---|
グループワーク | あり |
課題 | あり(授業中に指示する) |
各回の講義予定
回 | テーマ | |
---|---|---|
概要 | ||
第1回 | テーマ:超高齢社会日本の概要 | 講師:斉藤 徹 |
超高齢化が進む日本社会でどのような変化が起きているのか、またそこにどのような課題が生じているのか概論として捉えます。 | ||
第2回 | テーマ:中年高齢期のライフステージ変化 | 講師:斉藤 徹 |
中年高齢期におけるライフステージ変化とそれに伴う心理変容、社会との関わり変化などについて理解を深めます。 | ||
第3回 | テーマ:高齢者向けの商品・コミュニケーション | 講師:斉藤 徹 |
高齢社会が進む中で広がるさまざまな高齢者向けの商品などの事例を広告表現なども交えながら説明いたします。また高齢化が進む中で増加するさまざまな社会課題とそれを解決するための新たなイノベーティブな商品サービスの動向についてお話します。 | ||
第4回 | テーマ:今後の超高齢社会で必要なことを考える | 講師:斉藤 徹 |
過去3回の講義を通じて学んだ超高齢社会の状況を踏まえて、今後わたしたちがどのような対応を図るべきかについて、ワークショップ形式でディスカッションを行います。 | ||
第5回 | テーマ:Z世代の価値観と成長背景(講義形式) | 講師:工藤永人、ほか |
Z世代って何?なぜこんなに重要視されているの?など、若者の価値観の変遷をその成長背景から紐解きます。 | ||
第6回 | テーマ:テーマ別事例研究とパネルディスカッション | 講師:工藤永人、ほか |
実際に2~3名のZ世代研究員をゲストに招き、テーマごとに具体的な事例を交えながらパネルディスカッションを行います。 | ||
第7回 | テーマ:若者研究体験ワークショップ | 講師:工藤永人、ほか |
Z世代による未来予測「ツギクルレポート」を紐解き、一言化して発表するワークショップ。実際に電通若者研究部の研究員が行っているワークを体験していただきます。 |
講師紹介
- 斉藤 徹
- 超高齢未来観測所 所長(元株式会社電通 シニアラボ 研究主幹)
1958年生まれ。専門は超高齢社会、未来予測。西武百貨店、流通産業研究所(セゾン総合研究所)パルコ、(株)電通、電通シニアラボ研究主幹を経て、超高齢未来観測所 所長。社会福祉士。
著書に『超高齢社会の「困った」を減らす課題解決ビジネスの作り方』(翔泳社)『ショッピングモールの社会史』(彩流社)『超高齢社会マーケティング』(ダイヤモンド社)『吉祥寺が「いま一番住みたい街」になった理由』(ぶんしん出版)『発達科学入門』(共著・東大出版会)など。
- 工藤 永人
- 電通若者研究部「ワカモン」プランナー
早稲田大学大学院卒業後、2017年に電通入社。
戦略立案や商品開発等のマーケティング領域、デジタルやPR等のコミュニケーション領域に従事。
大局的な視点と媒体視点の両方向から横断的に課題解決に携わる。若者を起点に、現在から未来の兆候を捉え半歩先の未来を手繰り寄せるためにワカモンにも参画。
- 持田 小百合
- 電通若者研究部「ワカモン」リサーチャー/プランナー
早稲田大学卒業後、ベンチャーシンクタンク勤務を経て、電通マクロミルインサイトに入社。
若年層からシニア女性まで幅広い世代のインサイト研究や、女子中高生とのワークショップのファシリテーターなどを担当。財務省フューチャーデザインプログラムアドバイザー。共著に「フラット・マネジメント」。
- 山本 朝子
- 電通若者研究部「ワカモン」プランナー
大阪大学にてケニアのスラム街で暮らす若者たちの言語を研究。
2019年電通入社後はデジタルネイティブな若者をターゲットとした新商品開発や企業のコーポレート広告を多数手掛け、若者世代の知見を武器に、Z世代攻略向けイベントや若者勉強会を実施。
- 結城 拓也
- 電通若者研究部「ワカモン」プランナー
慶應義塾大学商学部卒業。2022年に株式会社電通に入社。
ストラテジックプランナーとして戦略策定から企画実施、PDCAサイクル構築までを一気通貫して伴走。
Z世代に関する知見を武器に、社外向けウェビナーや勉強会を実施。