Life Redesign科目群
科目名 | クリエイティブシンキング~未来社会の創造的考察~ |
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講師名 | 横田 幸信 (i.school ディレクター、i.lab代表取締役) |
学期 | 夏学期 |
曜日 | 火曜日 |
時間 | 14時50分~16時20分 |
日程 | 7月9日、7月16日、7月30日、8月20日、8月27日、9月3日、9月10日 (補講日:9月17日) |
講義概要
「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」である社会が到来しています。
一方で、自らの生き方について、常に10年先の未来社会像を見据えて判断・行動することで、不確実な社会の中での対応力を上げることが可能となります。
本講義においては、未来社会について考える方法論を実践的に学びながら、自らの生き方について考察を深めることができます。
まずは、社会や技術、経済、環境、政治のマクロな観点で社会の変化トレンドを考察します。次に、ミクロな観点で身近なところで既に始まっている社会変化を考察し、その未来への影響を考察します。
マクロとミクロな観点を組み合わせながら、論理的かつ創造的に考察と議論を行なっていくことで、皆さんがこれから生きていく不確実性の高い未来社会について、手触り感のある理解を深め、さらにはその未来社会像の中で自らが興味と動機を持てるテーマや活動アイデアを探索していきます。
本講義は、個人ワークとグループワークを効果的に織り交ぜながら進行していきます。
受講を通して得られるもの
-創造的思考能力
-未来社会の考察方法に関する枠組みと手順
-グループワークを通じた、創造的議論のやり方
受講の際の注意事項
受講前に必要となる知識・準備 | 不要 |
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グループワーク | あり |
課題 | あり(授業中に指示する) |
その他 | 個人ワークを中心としつつ、適宜グループワークを併用して進行します。 |
各回の講義予定
回 | テーマ |
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概要 | |
第1回 | テーマ:オリエンテーション〜創造的思考と未来社会の考察〜 |
本講義の全体像とその背景について説明を行います。 また本講義で体験していただく方法論について、事例を交えた解説を行います。 | |
第2回 | テーマ:マクロな社会変化事例の分析① |
未来社会に影響を与えるマクロな社会変化事例を用いて、考察と議論を行います。マクロ調査事例は都市人口の増加や自動運転車の普及など、身近なトピックを中心とした事象をいくつか提供しますので、そうした事象の未来への影響を考察していただきます。 | |
第3回 | テーマ:マクロな社会変化事例の分析② |
第2回に引き続き、未来社会に影響を与えるマクロな社会変化事例を用いて考察と議論を行います。マクロ調査事例は、都市人口の増加や自動運転車の普及など、身近なトピックを中心とした事象をいくつか提供しますので、そうした事象の未来への影響を考察していただきます。 | |
第4回 | テーマ:未来社会シーンの考察① |
2030年の未来社会像について、自分自身や家族など、身近な登場人物とテーマを特定する形で、そのシーンを具体的に表現します。 | |
第5回 | テーマ:ミクロな社会変化の兆しの分析 |
2030年の未来社会シーンについて深い理解を行う目的で、ミクロな観点の調査を行います。身近な方へのインタビュー調査や自分の生活の中での気づきを通じて、変化の内容をより高い分解能で理解していきます。 | |
第6回 | テーマ:未来社会シーンの考察② |
ミクロな社会変化の兆しの分析結果を基にして、シナリオとして未来社会を表現していきます。 また、そのような未来社会シーンにおいて、自分が挑戦してみたい社会課題や活動テーマも検討します。 | |
第7回 | テーマ:未来社会シナリオの発表 |
作成した未来社会シナリオを発表してもらいます。 自分が挑戦してみたい社会課題や活動テーマも他受講生と共有することで、未来の仲間集めの機会となることも期待します。 |
講師紹介
- 横田幸信
- i.school ディレクター、i.lab代表取締役、早稲田大学ビジネススクール非常勤講師
九州大学理学部物理学科卒業、九州大学大学院理学府修士課程修了、東京大学大学院工学系研究科博士課程中途退学。
修士課程修了後は、野村総合研究所にて経営コンサルティング業務に携わる。その後、東大発イノベーション教育プログラムi.school(旧名:東京大学i.school)では、2013年度よりディレクターとして活動全体のマネジメントを行っている。
イノベーション創出のためのプロセス設計とマネジメント方法を専門として、コンサルティング活動と実践的研究・教育活動を行っている。
発明者として出願・取得している特許は、37件(内18件権利化済)を数える。著書「INNOVATION PATH」(日経BP社)は、日本・台湾・中国の3カ国で出版・翻訳されている。