2017年から早稲田大学オープンカレッジの朗読講座を受講していたのですが、2022年に新しく入った方が、「LRCの1期生です」と自己紹介で話すのを聞いて、記憶が蘇りました。
前年に早稲田大学がシニア向けの大学を開校するという新聞記事を読んで「行ってみたい!」と思っていたのです。
同時に、それまでは仕事優先で社会への関心が低く、コミュニティ形成や教養といったところを蔑ろにしてきたことにも気付き、「生まれてきたからには、誰かの役に立てないか」と意識するようになりました。
LRCに入学してからは、「知る喜びと、それを分かち合う仲間」とのかけがえのない日々を過ごしました。
自分には関係ないと思っていたテーマでも、先生や仲間とディスカッションするうちに興味のネットワークが拓けて来るのです。クラス、ゼミ、サークルメンバーなどすべてにおいて、互いにリスペクト出来る関係性が築けるのもLRCならではだと思います。
ゼミ選択と論文作成においては、一生続けられるものをと考え、「朗読で社会課題を解決できないか?」をテーマに決めました。
LRC修了後は、「朗読指導者」や「音訳ボランティア」についての学びを継続しています。
将来は、朗読指導者として朗読の良さを広め、音訳者としても視覚障害者の役に立てればと願っております。
現在もLRCでは、「朗読サークル Read Aloud」「エンタメ会」「学びコミュニティ」と3つのサークル活動に携わっています。
刺激を受けるインプットと自己表現のアウトプットの場だけでなく、LRCで世代を超えた仲間とのつながりが維持できることも喜びのひとつです。
プライベートでは、ボイスエッセイと朗読のPodcastを始めました。また、クロールを美しいフォームで泳ぐためにジムで筋トレに励み、子供たちにはプログラミング&ロボティクスを教えたりと、LRC入学前には全く想像もしていなかった日々を楽しんでいます。オープンカレッジでも音声表現に役立つものからLRCの先生方の講座など、多岐に亘って受講中です。
というわけで、「人生100年ではとても時間が足りないのではないか?」というのが、目下の悩みです。